どこの銀行が融資を受け易いかの情報共有をしませんか？

2014-03-23

どこの銀行が融資を受け易いかの情報共有をしませんか？

先日、某税務会計事務所から、このような営業電話がありましたが。。。

どこの銀行が融資を受け易いかの情報共有しても、意味がないので、お断りさせていただきました。

元銀行融資審査役職者の銀行対策・資金調達コンサルタントとして、本当のことをお話ししたのですが。。。

この税務会計事務所の方は、融資審査をしたことがないので、どこの銀行が融資を受け易いかの情報共有をしても意味がないことが理解できなかったようです。

融資を受け易いと言われる銀行と取引してしまうデメリットとは？

１．融資取引行が不安定なため、金融支援が受けにくい

企業の業績は、良い時ばかりではありませんね。

そんな時に、融資を受け易いと言われる銀行から借入をしていれば、メイン銀行がはっきりしないので、金融支援を受けにくくなります。

２．融資を受け易いと言われる銀行を探し続けるのは不可能

今は、融資を受け易いと言われている銀行でも、将来的には分かりません。

そうなった時に、別の融資を受け易いと言われる銀行を探すのですか？

そんなに都合良く、融資を受け易いと言われる銀行を見つける続けることは不可能です。

私は、そうやって融資を受け易いと言われる銀行から借入を繰り返して、結局は、資金繰り破綻をした企業をいくつも知っています。

今の融資取引銀行側に、特別な理由がない限り。。。

融資を受け易いと言われる銀行で借入ができるのであれば、今の融資取引銀行でも借入ができる可能性が高いと言えます。

したがって、どこの銀行が融資を受け易いかの情報共有をしても、意味がありません。

企業規模と融資取引銀行の規模が、ミスマッチングしているケースなら、今後のために、別の銀行との融資取引を勧めることはありますが。。。

安易に融資取引銀行を増やすのではなく、現在の融資取引銀行からの借入・銀行対策をアドバイスするのが、企業にとって必要な本当の資金繰りコンサルティングと考えます。

どこの銀行が融資を受け易いか情報共有をしています、という言葉には、警戒してくださいね。

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銀行対策ｃｏｍ（株式会社ＦＰコンサルタント）
渕本吉貴

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