融資取引は、複数の銀行とするべきなのですか?(融資取引銀行の選び方)
元銀行融資審査役職者の融資取引対策・資金繰り改善コンサルタントの渕本です。
起業・開業して、間もない経営者からのご質問。
今後の資金調達を考えると、融資取引は、複数の銀行とするべきなのでしょうか?
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融資取引をする銀行は、業歴や企業規模によって、考えてください!
複数の銀行と、融資取引をするメリットとして、次のようなことが言われています。
◆ 銀行借入での資金調達のリスクヘッジ
例えば、
・A銀行で銀行融資を断られたけど、B銀行で銀行借入ができた
という話がよくあるから・・・
円滑な資金調達のためには、複数の銀行と融資取引をするべきということ。
⇒ B銀行で銀行借入ができたということは、A銀行でも銀行借入が可能であったということです。
しっかりと、融資取引対策をしていれば、A銀行だけとの融資取引でも、問題はありません。
◆ 複数の銀行に、資金調達で「相見積り」をさせて、有利な条件で借入できる
確かに、業績が良いときには、競争原理が働き、有利な条件で、銀行借入が可能でしょう。
しかし、相見積りで、銀行に融資条件を提示させ、融資取引銀行を選んでいると・・・
融資取引のメインとなる銀行が存在しないということです。
業績が悪化したら、「相見積り」をさせられていた銀行は、メイン銀行ではないので・・・
会社の資金繰りを支援してもらえない、ということは良くあります。
上記の2点は、ネットで見かける、間違った融資取引対策です。
創業から、無理に、複数の銀行と、融資取引をする必要はありません。
創業して間もないときには、じっくりと地元金融機関(信金など)と融資取引をして・・・
メイン銀行として、しっかりとした融資取引関係を構築すること。
それから、会社規模が大きくなってきたら、複数の銀行との融資取引を検討しても良いのです。
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銀行対策com(株式会社FPコンサルタント)
渕本 吉貴
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